公認会計士とは、独占業務である財務諸表監査のほか財務、経理、コンサルティングなどを行う会計の専門家で、難関と言われる公認会計士試験に合格しなければなることができない国家資格です。
今回は、フリーランスの公認会計士として、またライターとしても活躍されているKOYAMAさんの経歴や年収などについてまとめてみました。
公認会計士KOYAMAさんのこれまでの経歴
KOYAMAさんの経歴を紹介しますが、必ずしも順風満帆ではなく、かなり苦労して公認会計士になられたようです。
大学を中退して底辺ホストになるまで
KOYAMAさんは、地元の公立小学校・中学校に通い成績優秀で知られていましたが、県立の進学校に進んだためもっと成績の良い同級生の中に埋没してしまって自信を無くし、落ちこぼれ連中と付き合っていくうちに全くやる気を失ってしまいました。
大学受験では、かろうじて都内の私立大学に合格しましたが、進学後もやる気は起こらず、ついには大学2年の時に親に内緒で退学してしまいます。
退学したあとも約半年間ほどは親から仕送りをしてもらっていましたが、退学したことがばれてしまい仕送りも止められてしまったため、生きていくためにとりあえずという気持ちで歌舞伎町のホストクラブで働き始めました。
しかし、ホストとしてもやる気は起きず、手取り月10万円という底辺ホストの生活を送っていましたが、寮があり部屋代も安かったこともありズルズルと続けることになったのです。
ある出会いから公認会計士を目指すことに
そんなある日出勤のためホストクラブに向かう途中の新宿駅で、整った短髪にチャコールグレーのスーツで決めたビジネスマン風の人に声を掛けられました。
最初は全く気が付かなかったのですが、高校時代の同級生で自分よりも出来の悪かった奴だということが分かりました。
話を聞くと公認会計士になってバリバリ稼いでいるということでしたが、自分のみじめさや不甲斐なさが先に立ってしまって逃げるようにして別れたKOYAMAさん。
沸々と湧いてきたのは悔しさで「あんな奴がなれるんだったら自分も公認会計士になれるはずだ」と考えて公認会計士になることを決めたのだそうです。
その後、冷静になってからネットで調べて、難しい資格だということは分かりましたが、受験資格がなくだれでもチャレンジできることが分かり、大学中退の自分でもなれるということも分かりました。
底辺ホストをしながら通信教育で猛勉強
次にどうやって勉強をするのかを考え、一番時間とお金がかからない方法ということで通信教育を選びました。
通信教育の中でも一番安くて効率的に合格できるということから選んだのがクレアールの公認会計士講座です。
クレアールは通信教育に特化しているため、パソコンはもちろんスマホでも教材や講義画像をダウンロードして、どこでも勉強ができるということが大きな魅力でした。
ホストの仕事は夜なので、それ以外の時間の中から勉強に充てる時間を最大限確保して、さらに隙間時間を使ってスマホでも勉強するようにしたそうです。
4年間の猛勉強の末ついに公認会計士試験に合格
公認会計士の試験科目の中で一番大変だったのは「簿記」でした。
しかし、クレアールの講義動画とテキストを見て過去問を解くということを繰り返しているうちに理解できるようになり、正しく解答ができるとそれが楽しくなってきたのだそうです。
また、クレアールでは「非常識合格法」という試験に必ず出るところだけを繰り返して勉強するという方法を取り入れているため、必要最小限の範囲を繰り返すことによって効率よく勉強ができました。
そして、勉強を始めてから4年目に、ついに公認会計士試験に合格することができたのです。
6年間の大手監査法人勤務を経てフリーランスの公認会計士として独立
KOYAMAさんは、公認会計士試験に合格した後、都内の大手監査法人に入所。
必要な実務経験の後、無事に公認会計士に登録されました。
大手監査法人では、主に大手企業の監査業務を担当したほかアドバイザリー業務の経験をする機会にも恵まれましたが、マネージャーに昇格する直前の6年目に、自身の目指すものを実現するために大手監査法人を退所して独立する道を選びました。
公認会計士KOYAMAさんの年収
公認会計士KOYAMAさんが独立したのは2021年ですので、まだ1年余りしかたっていないため、正直なところ現在の年収は500万円程度だそうです。
大手監査法人に入所してから独立するまでの年収は、それまでの底辺ホスト時代の年収と比べると格段に増えたのですが、底辺ホスト時代の耐久生活が身についていたためか、かなり貯蓄に回すことができたため、現在はその貯蓄を切り崩しながらやりくりしているそうです。
参考までに大手監査法人のころの年収を紹介すると、入所1年目が約600万円で3年目には年収700万円を超えました。
4年目にシニアスタッフ(一般企業の係長クラス)に昇格して年収が約800万円になり、その後5年目~6年目で年収900万円を超えるレベルにまでなりました。
7年目にシニアスタッフ(一般企業の課長クラス)に昇格すると年収は1000万円に届くところでした。
公認会計士KOYAMAさんの当面の目標
この記事では、KOYAMAさんの一風変わった経歴と年収についてご紹介しました。
KOYAMAさんには何とか2023年中に都内に事務所を開設したいという目標があり、現在クライアント確保のための営業活動に力を入れているということです。
また、公認会計士KOYAMAさんの公式Webサイトでは、公認会計士試験対策などについての情報を発信しており、公認会計士ライターとしても記事執筆や監修なども行われているそうです。